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スタッフブログ!フィリピン・マニラでのロックダウン経験談。

オーダー幕.comのスタッフブログ!

通常は、横断幕や懸垂幕の素材、デザイン、用途などについて投稿していますが、スッタフブログでは、横断幕や懸垂幕の事だけにとどまらず全然違う角度からユニークなコンテンツを発信していきたいと思います!

こんにちは!スッタフのTaroです。世界各地ではワクチン接種が広まりコロナ収束へのポジティブなニュースも聞かれますが、日本も含めて、まだまだ多くの国ではロックダウンや生活規制がある日常が続いていて、終わりの見えない不安がありますね。

さて、気がついたら世界的なパンデミックが始まり1年以上が経過しています。そこで、今回は僕が去年まで住んでいたフィリピン、マニラでのロックダウン経験談を写真を混ぜて少し振り返って行きたいと思います。

2020年の3月に非常に強いロックダウンが施行されてから約2、3ヶ月間は買い物以外で外に出ることがほぼできませんでした。それ以降も行動規制付きでの生活が今日まで続いている状況です。自分は昨年の9月末に名古屋に戻ってきましたが、その時の日本での行動規制がほぼない生活にはカルチャーショックを受けたことをよくを覚えています。ここでは政治的・経済的な側面には触れません!何よりも早くコロナが終息することを祈りながら振り返っていきたいと思います。

SF映画のように人が消えた街

自分はマニラのBGC(ボニファシオ・グローバル・シティー)というセキュリティーがしっかりしている近代的なCBD地区に住んでいました。その為、ロックダウン中も安全に不自由なく過ごすことができました。

ただ普段はビジネスワーカー、ショッピングを楽しむ人々、渋滞の車でごった返した「カオスな街」なのでロックダウンが施行された次の日に街を歩いてみると、人が消えた!?と目を疑うような光景にただただ唖然としていました。

また、人と車が消えたことで、こんなにもキレイな太陽の光、空の青、気持ちのいい空気をマニラの都市部で感じることができたのは皮肉な話でしたね。

 

ロックダウン中の朝日がとても綺麗で妙に印象深かかった。普段は聞こえない小鳥の囀りが静かな街に心地よく響いた。

ロックダウン中は、外出パスを持てば各世帯で1人は外出を許可される。自分は家の前にあるショッピングモールのB1にあるスーパーで買い物をするのが数少ないストレス解消だった。

ショッピングモールの外では間隔を空けながら列を作り、自分の番がくるのを1時間以上かけて並ぶこともある。買い忘れがないようにメモをとって自分の番をひたすら待つ。

いつもは人でごった返しのバス停だが、数ヶ月間無人の状態が続いた。立ち入り禁止のテープが街の至る所に貼られていて、行動が規制されているプレッシャーを感じた。

誰もいないオフィス街。経済が止まり、人の動きが抑圧され、一体世の中はどこに向かうんだろうという不安が横切るが、現実感もあまりなく、悶々とした日々が続いた。

買い物袋を持った人とすれ違う時は「ハロー」と声をかけたくなるくらい、ずっと一人でいる生活は孤独だった。人がこれだけいないと立ち並ぶ高層ビルも虚しく見える。

エッセンシャルワーカが一人ポツンと歩いている姿が印象的だった。ロックダウン直後は外を歩くことでお互いの生存確認をしていたような気分になった。

 

誰もいない街よりも、1人だけが歩いてる姿の方が逆に切ないリアリティーがあった。また、19歳以下の子供たちが一歩も外に出れない環境下だったので子供を見ることが全くなかった。

最後に!

個人的にはリモートワークは昔からやっていたし、ニューノーマルも普通に適応できたと思います。でも、フィリピンでは政府からの補助金がなかったり、全ての教育がオンラインに移行されたりと、医療システム、テクノロジー、インフラがまだまだ後進国なのに、社会が急激な変化を求められていて、階級に関係なく多くの人々が未来に行きどりを感じているのを友人や会社の仲間達から強く感じました。

とにかく1日でも早くコロナが収束するように今はワクチン接種のスピードを早めて欲しいと強く願っています。皆さんも気をつけて日々の生活をしてください。個人的には早くマニラの仲間に再会できる日を待ち望んでいます。

オーダー幕.comはこれからも皆さんの街、活動、ビジネスが少しでも活気付くよう全力でお手伝いをさせていただきますので、お気軽にご相談下さい!